福島県内産農作物の放射性ヨウ素検出状況(2011年3月)

放射性物質の検出された福島県産の野菜のうち、数値の高いもの20品目のグラフ。このうち、食品衛生法の暫定基準値である2000ベクレル/kgを超えたものは17品目ありました。
なお、基準値を超える放射性物質が検出されたこれらの野菜は、原子力災害対策特別措置法に基づき、「出荷制限」と「摂取制限」がかけられているため、市場には流通していないとのことです。


※グラフの横軸単位は「ベクレル/kg」

※データは厚生労働省が3月30日に発表したものに基づいています。


田村市のホウレンソウ、大玉村のホウレンソウ、平田村のホウレンソウ、小野町のホウレンソウ、古殿町のミズナ、飯舘村のブロッコリー、鏡石市のブロッコリーなどから、基準値の2倍以上の高い数値が検出されています。
また、基準値内であっても、たとえば矢祭町のホウレンソウや鮫川村のコマツナなど、2,000ベクレルという基準値ギリギリの高い数値を示しているものもありますので、この点注意が必要です。 (ほぼ変わらない数値の2100ベクレルだった塙町のホウレンソウや玉川村のアブラナは規制対象と判断され出荷停止となっています。)



福島県内産農作物のセシウム検出状況(2011年3月)

同じく福島県産の野菜のうち、セシウム(134+137)の数値が食品衛生法の暫定基準値である500ベクレル/kgを超えたものが25品目ありました。
なかでも大玉村のホウレンソウは基準値の68倍という突出した高い数値を示しています。続いて本宮市の茎立菜が基準値の約37倍、田村市のホウレンソウが約33倍、西郷村の山東菜が約31倍など、どれも非常に高い数値を示しています。


※グラフの横軸単位は「ベクレル/kg」